この記事は2026年6月12日に内容を更新しました。
結論|サイドビューはヘディングセンサーとセットで活きる
Garmin魚探のサイドビューは、すべての釣りで必須というわけではありません。 魚やベイトの反応を見るだけなら、通常魚探を中心に見た方が分かりやすい場面もあります。
ただし、海で左右の根や漁礁を探し、見つけた場所をウェイポイントに残して入り直す使い方をするなら、サイドビューはかなり役に立つ画面です。 「サイドビューはいらない」と感じるかどうかは、魚を見るために使うのか、釣る場所を探すために使うのかで変わります。
この記事では、Garmin ECHOMAP 74SVを海で使った実体験をもとに、サイドビューが必要な場面と、なくても困りにくい場面を整理します。
海でGarmin魚探を使うとき、魚の反応を見る主役は通常魚探です。 ベイトの反応、魚らしい反応、底付近の変化を見るなら、まず通常魚探を見ます。
一方で、サイドビューは魚を直接釣るための画面というより、船の左右にある根、沈み物、漁礁を探すための画面です。 海では、真下だけを見ていても見つけられない場所が多いので、サイドビューで横方向を探せると、ポイント探しの幅がかなり広がります。
ただし、サイドビューで見つけた根や漁礁は、見つけただけでは釣りに使えません。 大事なのは、その場所が船の左右どちら側の、どのあたりにあったのかです。 さらに、マップ上でその漁礁がどこにあり、船がどちらを向いていて、風や潮でどちらへ流されているのかを把握することも大切です。 障害物のない海上でピンポイントにたどり着くには、自分の位置、船の向き、流され方を合わせて見る必要があります。
ここで効いてくるのがヘディングセンサーです。 船首方向が分かると、マップ上で自分の船がどちらを向いているかを把握しやすくなり、サイドビューで見つけた場所へ入り直しやすくなります。
つまり、サイドビュー単体でも根や漁礁を探すことはできます。 しかし、見つけた場所へ戻って釣るところまで考えると、サイドビューはヘディングセンサーとセットで使ってこそ、実釣でかなり使いやすい道具になります。
海でGarmin魚探を見るときの基本画面
海でGarmin魚探を使うときは、ひとつの画面だけで判断するより、通常魚探、サイドビュー、クリアビュー、マップを役割ごとに分けて考えた方が分かりやすいです。
自分の場合、魚やベイトの反応を見る主役は通常魚探です。 サイドビューは船の左右にある根や漁礁を探すために使い、クリアビューは通常魚探に映った反応の正体を確認するために使います。
つまり、通常魚探、サイドビュー、クリアビューは、どれが一番優れているというより、見る目的が違います。 海で使うなら、それぞれの画面を「何を見るための画面なのか」で分けておくと、魚探の情報を釣りに使いやすくなります。
通常魚探は魚やベイトの反応を見る主役
通常魚探は、魚やベイトの反応を見る主役です。 中層に出るベイトの反応、底付近に出る魚らしい反応、海底の起伏などを確認するときは、まず通常魚探を見ます。
ただし、通常魚探に映っている反応が、必ず船の真下にあるとは限りません。 水深やビーム幅によっては、船の下を中心にしながらも、ある程度の範囲をまとめて見ています。
そのため、通常魚探に反応が出たからといって、そのまま真下にジグを落とせば必ず反応の上に入る、とは考えない方が安全です。 反応が船の真下なのか、少し横なのかを意識しながら見る必要があります。
サイドビューは左右の根や漁礁を探す画面
サイドビューは、魚を直接見るための画面というより、船の左右にある根、沈み物、漁礁を探すための画面です。 通常魚探だけでは船の下を中心に見ることになりますが、サイドビューを使うと、船の左右にある変化を見つけやすくなります。
特に海では、真下だけを見ていると、根や漁礁の横を通り過ぎてしまうことがあります。 サイドビューで左右の変化を見つけ、気になる場所をウェイポイントで残しておくと、あとから入り直して狙いやすくなります。
サイドビューは、見つけた瞬間にその場で釣るというより、「あとで入り直すための情報を集める画面」と考えた方が使いやすいです。
クリアビューは反応の正体を確認する画面
クリアビューは、通常魚探に映った反応の正体を確認するときに使いやすい画面です。 通常魚探ではベイトや魚のように見えても、クリアビューで見ると海藻や底の変化だった、ということがあります。
反応を見つけたときに、すぐ魚だと決めつけるのではなく、クリアビューで形や付き方を確認すると、無駄にジグを落とす回数を減らしやすくなります。
通常魚探で反応を見る。 サイドビューで左右の根や漁礁を探す。 クリアビューで反応の正体を確認する。 この3つを分けて考えると、海でのGarmin魚探の画面構成はかなり整理しやすくなります。
通常魚探でベイトに見えても、クリアビューでは海藻の場合がある
通常魚探を見ていると、中層や底付近に魚やベイトのような反応が出ることがあります。 海で釣りをしていると、この反応を見るだけで「魚がいるかも」と思ってジグを落としたくなります。
ただし、通常魚探に出た反応が、必ず魚やベイトとは限りません。 自分の経験でも、通常魚探ではベイトのように見えた反応が、クリアビューで見ると海藻のようなものだったことがあります。
通常魚探は反応を見つけるには使いやすいですが、反応の形までは分かりにくい場面があります。 特に底付近では、海藻、根の影、底の変化、魚の反応がまぎらわしく見えることがあります。
こういうときにクリアビューを合わせて見ると、反応の正体を確認しやすくなります。 魚やベイトのように浮いている反応なのか、底から生えているような海藻なのか、根の一部なのかを見分ける補助になります。
もちろん、クリアビューを見れば必ず正体が分かるわけではありません。 海の濁り、水深、船の流れ方、魚探の設定によっても見え方は変わります。
それでも、通常魚探だけで判断するより、通常魚探で反応を見つけ、クリアビューで形を確認する流れにすると、無駄にジグを落とす回数は減らしやすくなります。
魚探の画面を見るときは、「反応が出たから魚」と決めつけるのではなく、通常魚探で見つけて、クリアビューで疑うくらいの見方をした方が、海では使いやすいと感じています。
実際の釣行画面でも、通常魚探では魚やベイトのように見える反応が、クリアビューで見ると海藻や底の変化のように見えることがあります。 通常魚探だけを見ると反応に見えても、クリアビューを合わせて確認すると「これは魚ではなく、海藻や地形変化かもしれない」と判断しやすくなります。
このように、通常魚探は反応を見つける画面、クリアビューは反応の正体を疑う画面として使うと、無駄にジグを落とす回数を減らしやすくなります。
サイドビューで見つけた場所はウェイポイントで残す
サイドビューを使うと、船の真下だけでなく、左右にある根や漁礁を探しやすくなります。 ただし、サイドビューで気になる場所を見つけても、そのまま流してしまうと、あとから正確に入り直すのが難しくなります。
そのため、サイドビューで「ここは怪しい」と思った場所は、できるだけその場でウェイポイントとして残しておきます。 魚探画面で見つけた情報を、マップ上の位置情報に変えておくイメージです。
サイドビューは、見つけた瞬間にそのまま真下へ落として釣る画面ではありません。 船の左右にある変化を見つけて、その場所を記録し、あとから釣りやすい角度で入り直すための画面です。
A地点を見つけたらその場でマークする
たとえば、サイドビューで船の右側に根や漁礁らしい反応を見つけたとします。 このとき大事なのは、「あとで行こう」と頭の中だけで覚えないことです。
海では、風や潮で船が流れます。 画面を見ながら少し考えているだけでも、船はどんどん進んでしまいます。 そのため、気になる反応を見つけたら、まずウェイポイントでA地点として残しておく方が安全です。
ウェイポイントにしておけば、あとからマップ画面でその位置を確認できます。 そのまま流し直すのか、一度離れて入り直すのか、ジグをキャストして届かせるのかを判断しやすくなります。
右に見えたのか、左に見えたのかを意識する
サイドビューで見つけた場所を釣りに使うには、その反応が船の右にあったのか、左にあったのかを意識することが大事です。 同じウェイポイントでも、どちら側に見えた反応なのかを忘れると、入り直す向きが分かりにくくなります。
特にドテラ流しでは、船の向きと実際に流れている方向がズレることがあります。 自分では風下へ流れているつもりでも、潮の影響で斜めにズレていることがあります。
そのため、サイドビューで見つけた場所をマークしたら、マップ上の位置だけでなく、船の向き、流れている方向、右に見えたのか左に見えたのかを合わせて見る必要があります。
サイドビューは、左右の情報を拾える強い画面です。 ただし、その情報を釣りに使うには、ウェイポイントで残し、船の向きと流れ方を見ながら入り直すことが重要になります。
ヘディングセンサーがないと船首方向が分かりにくい
サイドビューで見つけた根や漁礁を釣りに使うには、船がどちらを向いていて、どちらへ流れているのかを把握することが大事です。 ここが分かりにくいと、ウェイポイントを打っても、その上をうまく通せません。
特にドテラ流しでは、自分の感覚と実際の流れがズレることがあります。 風の向きだけを見ると、船はその方向へ素直に流れているように感じます。 しかし、実際には潮の流れもあるため、思っていたラインとは違う方向へズレていくことがあります。
たとえば、風の向きから見て「このまま流せば漁礁の上を通る」と思っていても、実際には潮に押されて横へズレることがあります。 そのまま流すと、魚が付いている漁礁の上を通らず、魚のいない場所を通過してしまいます。
このとき必要になるのが、入りなおしです。 一度ズレたラインをそのまま続けるのではなく、漁礁の上を通過できる位置まで移動し直します。 そのうえで、もう一度流し直します。
船が流される釣りでは向きと進行方向がズレる
船は、必ず船首方向へ進むわけではありません。 ドテラ流しでは、風や潮に押されて、船首とは違う方向へ流されることがあります。
ヘディングセンサーがない場合、マップ上で船がどちらを向いているのかが分かりにくくなります。 動いている方向は分かっても、船首がどちらを向いているのかが分からないと、サイドビューで見た右側、左側の感覚もズレやすくなります。
このように、ヘディングセンサーがあると、船首が向いている方向と、実際にカヤックが流れている方向をマップ上で確認しやすくなります。 カヤックや小型ボートは風や潮の影響を受けやすいため、船首方向と移動方向が一致しないことがあります。
サイドビューで見つけた漁礁へ入り直すときは、単にウェイポイントへ向かうだけでなく、今の船首方向と流され方を見ながら、どの角度から入り直すかを考える必要があります。
サイドビューで見つけた漁礁が船の右にあったのか、左にあったのか。 そして、今の船首がどちらを向いているのか。 ここが分かると、ウェイポイントへ入りなおすときの判断がしやすくなります。
ポイントへ入り直すときに差が出る
サイドビューで漁礁を見つけても、そこへ戻れなければ釣りに使いにくいです。 ウェイポイントを打ったあとに重要なのは、その場所の手前へ入りなおし、流し直して漁礁の上を通すことです。
ヘディングセンサーがあると、船首方向を見ながら、漁礁に対してどの向きで入りなおすかを考えやすくなります。 マップ上のウェイポイント、船の向き、実際の流れを見ながら、次の流し直しラインを作りやすくなります。
理想としては、ドテラ流しの速度は0.5ノットから1ノットくらいが扱いやすいと感じます。 これより速い場合は、ジグが流されすぎたり、ポイントの上を通過する時間が短くなったりします。 必要に応じて、パラシュートアンカーなどで流す速度を落とすことも考えます。
ヘディングセンサーは、魚を映すための道具ではありません。 しかし、サイドビューで見つけた場所へ入りなおし、狙った漁礁の上を通すためには、とても重要な補助になります。 サイドビューを実釣で使いやすくするための、地味だけど効く道具だと思います。
移動中の画面構成|通常魚探+マップ+サイドビュー
ポイントを探しながら移動するときは、通常魚探、マップ、サイドビューの組み合わせが使いやすいです。 通常魚探で魚やベイトの反応を見て、マップで水深や地形を確認し、サイドビューで船の左右にある根や漁礁を探します。
移動中は、ひとつの反応をじっくり見るというより、広い範囲から「次に流してみたい場所」を探す時間です。 そのため、真下だけを見る通常魚探だけでなく、左右を見られるサイドビューを出しておくと、見落としを減らしやすくなります。
特に、クイックドローで海底図を作りながら走っている場合は、マップ画面も重要です。 通常魚探で底の変化を見ながら、マップ上で水深の変化や等深線を確認すると、根やかけ上がりの位置をイメージしやすくなります。
このとき、サイドビューで気になる反応を見つけたら、そのまま通り過ぎずにウェイポイントを打っておきます。 移動中に見つけた根や漁礁は、あとから入りなおして釣るための候補になります。
自分の場合、移動中は「通常魚探で反応を見る」「マップで地形を見る」「サイドビューで横の変化を見る」という役割分担で考えています。 魚探画面を全部同じ目的で見るのではなく、それぞれの画面に仕事を分ける感じです。
たとえば、通常魚探で底付近に反応が出て、マップ上でも水深変化があり、サイドビューにも左右どちらかに硬そうな変化が出ている。 こういう場所は、ただ通過するだけではもったいないです。 ウェイポイントで残して、あとから風や潮の流れを見ながら入りなおす候補になります。
逆に、移動中に通常魚探だけを見ていると、船の左右にある根や漁礁を見逃すことがあります。 海では少し横にズレただけで、魚が付く場所を外してしまうことがあります。 そのため、移動中のサイドビューは「魚を釣る画面」ではなく、「釣る場所を探す画面」と考えると使いやすいです。
釣りを始める前の移動中は、通常魚探、マップ、サイドビューで候補地を探す。 釣りを始めたら、通常魚探、マップ、クリアビュー、または通常魚探とマップを中心に見る。 このように、移動中と釣行中で画面構成を変えると、Garmin魚探の情報を実釣に使いやすくなります。
魚探を安定して使うには電源も重要
ここまで、通常魚探、サイドビュー、クリアビュー、マップの使い分けについて書いてきました。 ただし、海でGarmin魚探を使うなら、画面構成だけでなく電源の安定性も重要です。
魚探は、画面に反応が映っていて初めて判断できます。 サイドビューで根や漁礁を探すにしても、通常魚探で魚やベイトを見るにしても、途中で電源が不安定になると、せっかくの情報が使いにくくなります。
特に海では、朝から移動して、ポイントを探して、流して、入りなおして、また移動するという使い方になります。 短時間だけ映ればいいというより、釣行中に安定して動き続けることが大事です。
自分の場合、Garmin ECHOMAP 74SVとGT51振動子を使っています。 画面構成やサイドビューの使い方を考える前提として、まず魚探が安定して動く電源を用意しておく必要があります。
魚探のモバイルバッテリー化や、LiFePO4バッテリーでの運用については、別記事で詳しくまとめています。 この記事では画面構成とサイドビューの使い方を中心にし、電源の細かい話はそちらに分けます。
魚探のモバイルバッテリー化は実用的?Garmin ECHOMAP 74SVを海で使った結論
魚探は、ただ映ればいい道具ではありません。 海では、安定して映り続けることで、反応、地形、流れ、入りなおしの判断ができます。 電源を安定させておくことは、サイドビューやヘディングセンサーを活かすための土台になります。
実際のGarmin魚探画面で見るサイドビューとクリアビュー
以下の動画では、実際にGarmin魚探を使いながら、通常魚探、クリアビュー、サイドビュー、マップ画面を確認しています。 サイドビューで見つけた漁礁をマークし、マップ上で位置を確認する流れも分かります。
次に読むならこちら
まとめ|サイドビューは「見つける画面」、通常魚探は「釣る画面」
海でGarmin魚探を使うときは、通常魚探、サイドビュー、クリアビュー、マップを同じ目的で見るのではなく、それぞれの役割を分けて考えると分かりやすくなります。
自分の使い方では、魚やベイトの反応を見る主役は通常魚探です。 中層の反応、底付近の魚らしい反応、海底の変化を見るときは、まず通常魚探を見ます。
一方で、サイドビューは船の左右にある根や漁礁を探すための画面です。 サイドビューで気になる場所を見つけたら、その場でウェイポイントを打ち、あとから入りなおして釣りに使います。
クリアビューは、通常魚探に映った反応の正体を確認するために使います。 通常魚探でベイトのように見えても、クリアビューで見ると海藻や底の変化だった、ということもあります。 そのため、反応を見つけたら、すぐ魚だと決めつけず、別の画面で確認する意識が大事です。
そして、サイドビューで見つけた根や漁礁を実際に釣りに使うには、船の向きと流れ方を把握する必要があります。 ドテラ流しでは、風だけでなく潮の影響で実際の流れがズレることがあります。 そのため、ヘディングセンサーがあると、船首方向を確認しながら入りなおしやすくなります。
サイドビューは「見つける画面」。 通常魚探は「釣る画面」。 クリアビューは「確認する画面」。 マップとヘディングセンサーは「戻るための画面」と考えると、海でのGarmin魚探の使い方は整理しやすくなります。
魚探は、ただ反応を見るだけの道具ではありません。 見つける、残す、入りなおす、流し直す。 この流れまで含めて使えるようになると、サイドビューは海のボート釣りでかなり頼れる道具になります。
この記事のポイント
- 海で魚やベイトの反応を見る主役は、通常魚探。
- サイドビューは、船の左右にある根や漁礁を探すための画面。
- クリアビューは、通常魚探に映った反応の正体を確認するために使う。
- サイドビューで見つけた場所は、ウェイポイントで残してから入りなおす。
- ドテラ流しでは、風だけでなく潮の影響で実際の流れがズレることがある。
- ヘディングセンサーがあると、船首方向を確認しながら漁礁の上を通しやすくなる。
- 魚探を実釣で使うなら、見つける、残す、入りなおす、流し直す流れで考える。
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