軽バン収納レイアウト実例|ベッド下・天井ラックの使い分けと失敗しないコツ
結論から言うと、軽バンの収納は「取り出しやすさ」と「スペースの最大活用」を両立させることが重要です。
ただ、いきなり収納ボックスや棚の話を見ると、「そもそも何を積むのか」「自分にはそこまで収納が必要なのか」と感じる方も多いと思います。
実際、車中泊のスタイルによって必要な荷物はかなり変わります。外食中心で寝るだけの方なら荷物は寝具と着替えが中心になりますし、車内でお湯を沸かしたり簡単な料理をしたい方は、調理器具や食材、電源まわりの収納も考える必要があります。さらに、釣りの前泊やパックラフト、ポタリングなど趣味を組み合わせると、一般的な車中泊より荷物は増えやすくなります。
そのため、軽バンの収納を考えるときは、いきなり棚やラックを作り始めるのではなく、まずは「自分は何を積みたいのか」を頭の中で整理することが大切です。
まずは積みたい荷物と使い方を整理して、収納の全体像をイメージすると失敗しにくくなります
たとえば、軽バンの収納は次のような考え方に分けられます。
- 床を上げてベッドを作り、その下を収納スペースとして使う
- ハイルーフを生かして天井収納を作る
- 後ろの窓まわりを活用して収納棚を設ける
- 屋根にキャリアを載せて、キャリアバッグで車外収納を増やす
ただし、どの方法が正解かは人によって変わります。外食派なのか、自炊派なのか、釣り道具を積むのか、できるだけ身軽にしたいのかで、必要な収納の形はまったく違ってきます。
そこで次からは、車中泊のスタイルごとに、どんな収納パターンが合いやすいのかを見ていきます。
軽バンの収納アイデアで失敗しない結論は、「ベッド下で容量を確保し、天井で空間を活かし、使用頻度で配置する」ことです。
この3つを意識するだけで、車中泊の使いやすさは大きく変わります。
実際に車中泊や釣りで使ってみると、この3つを意識するだけで、使いやすさと収納力が大きく変わります。
収納方法の比較
| 収納方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ベッド下収納 | 大容量・見えない | 取り出しにくい |
| 天井収納 | デッドスペース活用 | 落下対策が必要 |
| 引き出し収納 | 取り出しやすい | DIY難易度高め |
収納方法ごとの特徴と実際の使い勝手
ここからは、それぞれの収納方法について、実際に使って感じた使い勝手をベースに解説していきます。
ベッド下収納の特徴と注意点
天井収納の特徴と注意点
側面収納の特徴と注意点
床下アクセス収納(扉)の特徴と注意点
ベッド下収納の弱点である「取り出しにくさ」を解決する方法として、床に扉を設けて上からアクセスする構造があります。
一見すると便利そうに見えますが、実際にやろうとすると難易度はかなり高くなります。
ベッドは人が上に乗るため強度が必要で、その構造を保ったまま開閉できる扉を作る必要があるためです。
また、扉を付けたとしても、上に荷物が載っていると開けられなかったり、人がどかないと使えない場面も多く、思ったほど使いやすくならないケースもあります。
なお、側面から引き出しのようにアクセスする方法も考えられますが、その場合はベッドの外からのアプローチになるため、「車内で完結する収納」という目的とは少しズレてきます。
そのため、この構造は「どうしても車内から取り出したいものがある場合」に検討する方法で、初心者の方にはあまりおすすめできません。
実際には、ベッド下収納は「容量重視」と割り切り、よく使う物は別の場所に配置した方が、結果的に使いやすくなることが多いです。
実際に使ってみると、「取り出しやすさは配置で解決した方が楽」というのが正直なところです。
軽バンの収納で失敗しないコツは、「ベッド下で容量を確保し、天井や側面で空間を活かし、使用頻度で配置する」ことです。
ただし、どの収納方法にもメリット・デメリットがあり、使い方によって最適な形は変わります。
そこでここでは、実際に使って感じた視点から、軽バンの代表的な収納方法を比較していきます。
収納方法の比較(実用目線)
| 収納方法 | 導入しやすさ | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ベッド下収納 | ★★★☆☆(キットなら簡単) |
・大容量で車内がスッキリ ・長尺物(ロッド・パドル)も収納可能 |
・車内から取り出しにくい ・結局外に出る必要がある |
・釣り・アウトドアで荷物が多い人 ・見た目をスッキリさせたい人 |
| 天井収納 | ★★☆☆☆(DIY前提) |
・デッドスペースを有効活用 ・軽い物の定位置になる |
・頭上スペースが狭くなる ・落下対策が必要 |
・空間を無駄なく使いたい人 ・小物の整理をしたい人 |
| 側面収納(棚・ラック) | ★★★☆☆ |
・手の届く位置に収納できる ・車内での使い勝手が良い |
・居住スペースが狭くなる ・設計を間違えると邪魔になる |
・車内で過ごす時間が長い人 ・コーヒーや調理をする人 |
| 床下アクセス収納(扉) | ★☆☆☆☆(DIY難易度高) |
・車内から荷物を取り出せる ・外に出なくていい |
・床に扉を作る必要あり ・設計と加工の難易度が高い |
・DIYが得意な人 ・車内で完結したい人 |
実際に使って感じたポイント
ベッド下収納は容量という意味では最強ですが、実際に使ってみると「取り出しにくさ」はどうしても付きまといます。
人が上に乗る構造になるため、荷物を取るたびに車外に出る必要があり、DIYで扉をつけても結局は同じ動きになることが多いです。
その代わり、奥行きがしっかり確保できるので、釣りのロッドやカヤックのパドルなど長い物を収納できるのは大きなメリットです。
一方で天井収納は、「軽いものを置く場所」としては便利ですが、実際には寝袋などはベッド下でも問題なく収納できます。
それよりも、車内でくつろいでいるときに手の届く位置にある小物収納として使う方が、体感的には使いやすく感じました。
また、ロッドホルダーを天井に設置すると、思った以上に頭上空間が狭くなり、車内での動きにストレスを感じる場面も出てきます。
そのため、実際の使い勝手を考えると、側面収納で「手の届く収納」を作る方が、快適性は上
そのため、実際の使い勝手を考えると、側面収納で「手の届く収納」を作る方が、快適性は上がります。
ただし、ここで気になるのが「側面棚って作るの大変そう…」という点だと思います。
実際その通りで、軽バンの内装はフラットではなく凹凸があるため、ピッタリ合わせて棚を作ろうとすると「型取り」や「現物合わせ」が必要になり、DIY難易度は一気に上がります。
さらに、しっかり固定しないと走行中にガタついたり、最悪の場合は外れてしまうリスクもあるため、適当に作ると逆に危険です。
そのため、いきなり「ガチの棚」を作るよりも、まずは次のような方法から始めるのがおすすめです。
- 突っ張り棒や簡易ラックで仮運用してみる
- 100均やホームセンターの既製品を組み合わせる
- 実際の使い方を確認してから本格的に作る
特に車中泊は「実際に使ってみないと分からない」部分が多いため、最初から作り込むよりも、試しながら調整していく方が結果的に失敗しにくくなります。
このように、ベッド下で容量を確保しつつ、天井や側面で空間を補助的に使い、さらに使用頻度で配置を調整していくのが、軽バン収納のバランスの良い形になります。
初心者はどこから手を付けるべきか
軽バンの収納を考えたとき、いきなりベッドを組んだり棚を作るのではなく、まずは「寝る環境」を整えるところから始めるのがおすすめです。
結論としては、最初から床を作り込まず、フラットに板を敷いてその上にマットやソファベッドを置く方法が、一番シンプルで失敗しにくいです。
例えば自分は、最初は安い車中泊マットを使っていましたが、スポンジが柔らかくて底付きしてしまい、正直あまり快適ではありませんでした。
最初に使っていたマット。サイズは良いが底付きしてしまった
その後、しっかりしたソファベッドタイプのマットに変更したことで、一気に快適性が上がり、結果的に車中泊の満足度も大きく変わりました。
現在使用しているソファベッドタイプ。しっかりした厚みで快適
使用しているのは
「3way 車中泊マット 幅60cm ソファベッドタイプ▶楽天で見る」
で、しっかりした厚みがあり、ベッドとして使っても問題ないレベルです。このように、まずは「快適に寝られる環境」を作ることで、自分に必要な収納量や使い方が見えてきます。
収納はあとからいくらでも追加できますが、寝心地だけは最初に失敗するとストレスになるので、ここは優先して整えるのがおすすめです。
そして、この段階ではまだ床下収納はありませんし、側面収納も無理に作る必要はありません。
そのため、次のステップとしておすすめなのが、空いている空間を活用できる天井収納です。
- 床はそのまま使える
- 収納を追加しても居住スペースに影響しにくい
- 軽い物の定位置を作れる
まずはシンプルな構成で使いながら、自分のスタイルに合わせて徐々に収納を増やしていくのが、失敗しない軽バンカスタムのコツです。
天井収納については、実際のDIY方法をこちらで詳しく解説しています。
軽バンの天井収納DIYはこちら
軽バン収納アイデア|レイアウト実例(実際の車内)
実際に私が使っている軽バンの収納レイアウトを紹介します。
ベッド下を3分割して「水・収納・電源」に分け、それ以外を天井と側面で補う構成にしています。
- ベッド下 右側(後方):3Lポリタンク(USBモーターで汲み上げ)
→ 水回りはまとめて配置すると使いやすい - ベッド下 中央(後方):収納ボックス2個(食器・まな板・IHコンロ・炊飯ジャー・キッチンペーパー・ガス缶など)
→ 調理系はまとめておくと準備が早い - ベッド下 左側(後方):サブバッテリー100Ah・40A走行充電器・2000Wインバーター
→ 重い電源系は一箇所にまとめて安定させる - ベッド下 前側(側面アクセス):着替え・温泉セット・靴など
→ 使用頻度が高いので横から取り出せる位置に配置 - 天井:イレクターパイプ収納ラック(寝袋・防虫ネット・ダウン系・小物)
→ 軽くてかさばる物の定位置 - リア窓側面棚:ランタン・電気ポット・ケトル・コップなど
→ くつろぎ・調理で頻繁に使う物を手前に
電源構成については、こちらの記事で詳しく解説しています。
車中泊の電源構成はこちら
ポイントは「使用頻度」で配置を分けることです。
よく使うものはリア側や手前、または横からアクセスできる位置に配置し、使用頻度が低いものはベッド下の奥や天井に回すことで、無駄な動きが減ります。
この配置にすることで、「取り出すために外に出る回数」が減り、車中泊中のストレスが大きく変わります。
ベッドの構成については、こちらの記事で詳しく解説しています。
軽バンのベッド構築はこちら
側面棚の作り方や活用方法については、現在構築中のため、準備でき次第こちらで詳しく紹介していきます。
軽バン収納でよくある失敗
軽バンは見た目以上に荷物が入りますが、入るからといって詰め込むだけでは使いやすくなりません。
実際に使ってみると、収納で困りやすいのは「奥の荷物が取り出せないこと」と「天井収納の荷物が落ちてくること」です。
ここでは、実際に使って感じた失敗と、その対策を紹介します。
ベッド下はたくさん入るが、奥の荷物が取り出しにくい
これはベッド下収納で特に起こりやすい問題です。
ベッド下は広大なスペースがあるため、調理器具や電源、衣類など何でも詰め込めますが、そのままだと奥に入った荷物が取り出しにくくなります。
理想は引き出し式の収納ですが、市販のスライド収納は価格も高く、DIYでスライドレールを組み込むのも難易度が高めです。
そこで、自分は「引き出せる収納ボックス」で対応しています。
ボックスごと引き出せるようにすると奥の荷物も取り出しやすくなる
この方法であれば、完全な引き出し構造でなくても、手前に引き出すことで奥の荷物にアクセスできます。
ただし、支えがないため半分程度までしか引き出せないので、収納する物は「よく使うものを手前」に配置するのがポイントです。
また、衣装ケースのような高さが揃った収納を使うと、より整理しやすくなります。
天井収納は荷物がズレて落ちてくる
ハイルーフの軽バンでは、天井収納は非常に便利ですが、実際に使ってみると「荷物がズレて落ちてくる」という問題が起こりやすいです。
特に、イレクターパイプの枠とネットの段差を越えて、小物が手前に滑ってくることがあります。
柔らかい物で詰めても、走行中の振動で徐々にズレてくるため、対策が必要です。
100円ショップのケースを使うと小物の落下防止と整理が同時にできる
そこで、自分は100円ショップの食品ストッカーを使って、小物をまとめています。
ケースごとラックに引っかけることで、段差を越えて落ちてくるのを防げるようになりました。
天井収納は「とりあえず置く」ではなく、「まとめて固定する」ことが重要です。
実践レイアウト(ベッド下)
実際のベッド下レイアウトは、「役割」と「使用頻度」で分けています。
- 中央:収納ボックス(最大2個まで配置)
- 左側:電源(壁面に沿って横置き)
- 右側:薄型水タンク(壁面に配置)
- 側面:着替え用の籠(スライドドア側から差し込み)
ベッド下は広いスペースですが、何も考えずに詰め込むと奥の荷物が取り出しにくくなります。
そのため、自分は「中央=日用品」「左=電源」「右=水」「側面=すぐ使う物」と役割ごとに分けて、使いやすさを確保しています。
実際の収納レイアウトは以下のようになります。
ベッド下全体のレイアウト(中央に収納ボックスを配置)
中央に収納ボックスを配置したベッド下の基本構成
右側の水タンク配置(壁面に沿って設置)
右側は水回り。収納スペースを広く取るため、縦に薄いタイプを選んでいます。
左側の電源配置(壁面に沿って横置き)
サブバッテリーは水回りと反対側にまとめて配置しています。なお、横置きの可否は製品によって異なるため、必ずメーカーへ確認してください。
収納ボックスの配置(中央)
調理道具や日用品は中央にまとめると使いやすくなります。夜に使う道具は事前にここから出しておくと、車外へ取りに行く回数を減らせます。最大2個まで入れられるため、釣り道具の収納にも使えます。
スライドドア側から差し込む収納(着替えなど)
着替えや温泉セットなど、すぐ使う物を配置しています。下にローラーが付いているため、出し入れしやすいのも便利です。
このように「どこに入るか」ではなく、「いつ使うか」で配置を決めることで、車中泊中の動きがかなりスムーズになります。
特に、よく使う物を手前や側面に配置しておくと、ベッド下の奥にアクセスする回数を減らせるのが大きなポイントです。
このレイアウトは、実際の車中泊や釣りでの使用を前提に調整した構成です。
実際に作った天井収納の構成
天井収納はイレクターパイプと接続金具を使用して構築しました。
天井ラックに使用した接続金具
矢崎化工イレクターパイプ
Φ28 車用ルーフキャリアバー イレクターパイプ アタッチメント
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バックドア付近は頭が当たらないため、収納スペースとして非常に使いやすい位置です。
収納の使い分けが重要
収納は「用途ごと」に分けるだけで使いやすさが大きく変わります。
- 釣り装備
- 車中泊装備
- 外食・軽装備
ボックス単位で入れ替えることで、準備や片付けがかなり楽になります。
実体験|このレイアウトのメリット
- 荷物の出し入れが楽になる
- 車内の動きがスムーズになる
- 状況に応じて柔軟に対応できる
特に「取り出しやすさ」は、実際に使ってみて一番変化を感じたポイントです。
注意点|やりすぎないこと
積みすぎない
収納を増やしすぎると、逆に使いづらくなります。
重心に注意
重い物は下、軽い物は上に配置するのが基本です。
固定をしっかり行う
走行中のズレ防止も重要です。
関連DIYもあわせて検討する
収納は単体ではなく、ベッドや電源とあわせて考えることで完成度が上がります。
結論|軽バン収納は「使い方」で決まる
- ベッド下で容量を確保する
- 天井は軽い物専用にする
- 使用頻度で配置を決める
軽バンの収納は「どれだけ積めるか」ではなく、「どれだけスムーズに使えるか」で快適さが決まります。
実際に使いながら調整していくことで、自分に合った最適なレイアウトが見えてきます。
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まとめ|軽バン収納は「順番」と「使い方」で決まる
軽バンの収納は、いきなり作り込むのではなく、使いながら最適化していくのが失敗しないコツです。
- まずは寝る環境(マット)を整える
- 次に天井収納で空間を活用する
- 必要に応じてベッド下や側面収納を追加する
この順番で進めることで、無駄なDIYややり直しを減らしながら、自分に合ったレイアウトに仕上げていくことができます。
ベッド構成や収納の作り方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
まずはシンプルに使ってみて、「不便に感じた部分」から手を加えていくのが一番確実です。
軽バンの収納は、工夫次第で使いやすさが大きく変わります。
あわせて読みたい
※本記事は実際の車中泊・釣りでの使用体験をもとに作成しています。構成の整理や文章の分かりやすさ向上のため、一部AIを活用しています。


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