軽バン天井収納はどう作る?イレクターDIYの固定方法と失敗しない位置

軽バンの天井収納DIY イレクターラックの実例 車中泊
イレクターで作る軽バンの天井収納ラック

この記事は2026年6月10日に内容を更新しました。

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イレクターで天井収納をDIYする手順

1. 何を載せるか先に決める

天井収納は、横幅よりも奥行きが使い勝手を左右します。 車内の横幅は固定位置でほぼ決まりますが、奥行きを深くしすぎると、寝るときの圧迫感やリアゲートまわりの干渉が出やすくなります。

そのため、最初に決めるべきなのは「何を載せるか」です。 寝袋、防寒着、シェード類、軽い小物など、軽くてかさばる物を上に逃がす前提で考えると失敗しにくくなります。

2. 取り付け位置と寸法を確認する

天井収納で一番注意したいのは、バックドアダンパーとの干渉です。 軽バンのバックドアは、開閉時にダンパーが車内側へ入ってくるため、収納ラックを後ろに寄せすぎると当たる可能性があります。

実際に取り付ける前に、バックドアを開け閉めしながら、パイプやジョイントが干渉しない位置を確認します。 天井、窓、シートベルト、ベッドキットとの位置関係も同時に見ておくと安全です。

軽バン天井収納をサービスホールに固定する構造図 logo
サービスホールにジョイントを固定し、イレクターパイプをはめ込む構造。

今回の構成では、車体側のサービスホールにジョイントを取り付け、そこへイレクターパイプをはめ込む形にしています。 ただし、サービスホールの位置や内張り形状は車種によって違うため、同じ寸法で作れるとは限りません。

軽バンの天井付近サービスホールにイレクタージョイントを固定した様子 logo
車体側のサービスホールを使って、天井収納用のイレクターパイプを固定する。

この段階では、まだ本固定に進まず、仮組みできる状態で確認するのがおすすめです。 取り付けてからズラすのは大変なので、先に「当たらない位置」を探しておきます。

軽バンのバックドアダンパーと天井収納の干渉図。収納が後ろすぎるとダンパーがパイプに当たりドアが閉まらない例と、前に移動して干渉しない配置の比較 logo
天井収納を後ろに寄せすぎると、バックドアのダンパーが干渉して閉まらなくなる。前にずらすことで解決できます。

3. 仮組みして車内で動いてみる

取り付け位置が決まったら、いきなり本固定せず、まずは仮組みします。 実際に座る、寝る、荷物を取る、バックドアを開けるといった動きを確認すると、完成後の「思ったより邪魔だった」を防ぎやすくなります。

軽バン後方にイレクター天井収納を取り付けようとしているイラスト logo
後方天井にイレクターラックを仮合わせし、位置や干渉を確認する。
軽バン後方から見たイレクター天井収納の仮組み logo
リア側から全体を見ると、ベッドキットとの位置関係や収納の奥行きが確認しやすい。

4. ネットやケースを合わせて決める

イレクターパイプの骨組みだけでは、荷物を安定して載せにくい場合があります。 今回はダイソー網を棚面として使い、軽い荷物を置ける形にしています。

イレクターパイプにダイソー網を組み合わせた軽バン天井収納の詳細 logo
イレクターパイプの枠にダイソー網を組み合わせ、軽い荷物用の棚面にする。

網を使うと、フックやゴム紐を引っ掛けやすくなります。 荷物をそのまま載せるだけでなく、走行中にズレないように軽く押さえることも考えておくと安心です。

5. 走行後に緩みを確認する

完成直後だけで判断せず、実際に走ってから緩みやズレを確認します。 段差やカーブで音が出る場合は、固定方法や荷物の載せ方を見直します。

特に注意したいのが、走行中の振動による荷物の移動です。 ぎゅうぎゅうに詰めていても安心はできません。 振動で少しずつズレていき、最終的に「ポン」と落ちてくることがあります。

そのため、フック付きのゴム紐で軽く押さえるようにしています。 簡単に外せるため使い勝手も良く、天井収納との相性も良いです。

軽バンの天井収納に積んだ荷物が走行中の振動で崩れて落ちる様子。静止時は問題なく見えても実際には動いていることを示す図 logo
止まっていると大丈夫でも、走ると普通にズレて落ちます。

必要な材料(設計の基本)

イレクターパイプ・スペーシアパイプ・G-Funの違いや、車中泊DIYでどれを選ぶべきかは、別記事で比較しています。
イレクターパイプ・スペーシア・G-Funの違いを車中泊DIY目線で比較

今回の天井収納は、イレクターパイプを使って後方天井に軽い荷物用の棚を作る構成です。 ポイントは、最初から大きな棚を作るのではなく、車内の幅・奥行き・固定位置を見ながら、必要なパーツを組み合わせていくことです。

アメリカンガレージで軽バン天井収納ラックの設計を考えているイラスト logo
取り付け前に、必要パーツや固定方法を整理しておく。

使う材料は、主にイレクターパイプ、ジョイント、ダイソー網、固定用のネジ類です。 天井収納は高い位置に付けるため、重い物を載せる前提ではなく、寝袋・衣類・シェード類など、軽くてかさばる物を逃がすための収納として考えます。

軽バン天井収納に使うイレクターパイプとジョイント部品 logo
イレクターパイプとジョイントを組み合わせて、軽バン後方の天井収納を作る。
軽バン天井収納に使うイレクターパイプとジョイントのパーツ図 logo
イレクターパイプ、ジョイント、ダイソー網などを組み合わせて天井収納を作る。
  • イレクターパイプ
  • イレクター用ジョイント
  • ダイソー網
  • 固定用のネジ・スペーサー類
  • 必要に応じて落下防止用のゴム紐やフック

今回は、車体側のサービスホールを使って固定する構成にしています。 ただし、車種や年式によってサービスホールの位置や内張りの形状は変わるため、必ず自分の車で位置を確認してください。

直径 28mm用イレクターパイプ 車用ルーフキャリアバー
バルク
車内で、イレクターパイプなどの28mmパイプをユーティリティナットで取り付けるパーツです。
矢崎化工 イレクターパイプH−900Sブラック900mm 1本
矢崎化工
スチールパイプにプラスチックをコーティングしたパイプで、丈夫で軽く、錆びに強く、清潔さを長く保つことができます。 プラスチックジョイントやメタルジョイントと組み合わせて、用途に合わせたサイズ・形状の構造物を自由に製作できます。

軽バン イレクター天井収納の設計寸法例

私の軽バンでは、ダイソーのワイヤーネットを使って天井収納を作成しています。 最初から大きな棚を作るのではなく、車内の幅・奥行き・高さを実際に測りながら、ベッドキットやリアゲートまわりと干渉しない位置を探しました。

軽バン天井収納の高さと天井クリアランスをメジャーで測る様子 logo
天井収納は、寝たときの圧迫感が出ない高さで収まるかを確認する。

天井収納は、横幅・奥行き・高さのバランスが重要です。 収納量だけを優先して大きくすると、寝るときや座るときに圧迫感が出やすくなります。

  • ラック幅:約900mm前後
  • ラック奥行:約400〜450mm前後
  • ダイソーワイヤーネット:約62cm × 40cmを使用
  • イレクターパイプは現車に合わせてカット
  • 天井側との距離は、寝たときの圧迫感を見ながら調整

今回の構成では、イレクターパイプを車内幅に合わせてカットし、ダイソー網を棚面として使っています。 パイプの長さは車種や固定位置で変わるため、数字だけをそのまま真似するのではなく、必ず現車で採寸してください。

特に確認したいのは、天井との距離、ベッドキットとの位置関係、リアゲートダンパーとの干渉です。 この3つを確認しておくと、取り付け後に「寝ると邪魔」「ドアが閉まらない」「荷物が取りにくい」といった失敗を減らせます。

上記はハイルーフ軽バンでの一例です。 実際の固定位置や内寸は車種・年式・内張り形状によって変わるため、必ず現車で確認してください。

応用① ダイソー網で棚面を作る

イレクターパイプだけで枠を作っても、そのままでは荷物を安定して置きにくいです。 そこで今回は、ダイソー網を棚面として組み合わせています。

ダイソー網を使うと、軽い荷物を面で支えられるだけでなく、フックやゴム紐も掛けやすくなります。 寝袋、シェード、軽い衣類などを置く天井収納なら、かなり相性が良いです。

ただし、100均の網は本格的な金属ラックほど強いわけではありません。 重い工具やバッテリー類を載せるのではなく、あくまで軽くてかさばる物を逃がす棚面として使うのが安全です。

  • 軽い荷物を面で支えやすい
  • フックやゴム紐を掛けやすい
  • あとから位置調整しやすい
  • 重い物を載せる用途には向かない

イレクターの枠とダイソー網を組み合わせると、材料費を抑えながら実用的な天井収納にできます。

応用② フックとゴム紐で落下対策をする

天井収納は、停車中にきれいに収まっていても、走行中の振動で荷物が少しずつ動きます。 特に寝袋や衣類のような柔らかい荷物は、最初は詰まっているように見えても、走るうちにズレてくることがあります。

そのため、天井収納にはフックやゴム紐を組み合わせて、軽く押さえる仕組みを作っておくと安心です。 完全に締め付ける必要はありませんが、荷物が手前に落ちてこない程度に押さえておくだけでも効果があります。

  • フックをダイソー網に掛けられる
  • ゴム紐で軽く荷物を押さえられる
  • 必要なときだけ簡単に外せる
  • 走行中のズレや落下を減らしやすい

天井収納は「載せる」だけでなく、「走っても落ちない」ことまで考えておく必要があります。 特に釣りや車中泊では荷物の出し入れが多くなるため、簡単に外せる落下対策にしておくと使いやすいです。

応用③ よく使う小物は天井収納に詰め込まない

天井収納を作ると、つい何でも上に載せたくなります。 しかし、よく使う小物まで天井に入れてしまうと、出し入れのたびに手を伸ばすことになり、かえって使いにくくなります。

私の場合、天井収納は寝袋・防寒着・シェード類など、軽くてかさばる物を中心にしています。 一方で、コーヒー道具、キッチンペーパー、水平器、リアハッチ用フックなど、よく使う小物は手が届きやすい場所に分けています。

  • 天井収納:寝袋・防寒着・シェード類など軽くてかさばる物
  • 手元の棚:コップ・ケトル・キッチンペーパーなどよく使う物
  • ベッド下:工具・電源・水など重い物

天井収納は、収納量を増やすためだけの場所ではありません。 車内での動きやすさを残すために、荷物の置き場所を分けることが大切です。

「軽い物は上、重い物は下、よく使う物は手の届く場所」と考えると、軽バンの車内はかなり使いやすくなります。

天井収納で実際にどれくらい使いやすくなるのか

天井収納を作って一番変わったのは、床面とベッドまわりが散らかりにくくなったことです。 軽バンは少し荷物が増えるだけで狭く感じますが、軽くてかさばる物を上に逃がせるだけで、車内の使い勝手はかなり変わります。

特に車中泊では、寝る前に荷物をどこかへ移動する手間が出やすくなります。 天井収納があると、寝袋、防寒着、シェード類などを上に逃がせるため、ベッド上を空けやすくなります。

  • 床に置く荷物が減る
  • ベッド上を片付けやすい
  • 就寝スペースを確保しやすい
  • 軽い荷物の定位置ができる
  • 車内で探し物をしにくくなる

ただし、天井収納を作れば何でも解決するわけではありません。 重い物や頻繁に使う物まで上に載せると、取り出しにくくなったり、走行中の落下リスクが増えたりします。

私の使い方では、天井収納は「寝る場所を確保するための逃がし場所」として考えています。 収納量を増やすというより、車内の動線を守るための装備と考えると、かなり使いやすくなります。

収納量が増えるだけでなく、車内の動きやすさが上がるのが天井収納の大きなメリットです。

よくある失敗と注意点

重い物を載せすぎる

天井収納に重い物を載せるのはおすすめしません。 車内の高い位置に重量物があると、走行中の揺れや落下リスクが増えます。

天井収納は、寝袋・防寒着・シェード類など、軽くてかさばる物を置く場所と考えた方が安全です。 工具、バッテリー、水、重い収納ボックスなどは、ベッド下に置いた方が車内の重心も安定します。

高さを欲張りすぎる

収納量を増やそうとしてラックを大きくしすぎると、頭上空間が狭くなります。 軽バン車中泊では、座る、着替える、寝るといった動きがあるため、収納量よりも圧迫感の少なさを優先した方が快適です。

特にベッドキットを組んでいる場合、床から座ったときの頭上空間は思ったより限られます。 取り付け前に、実際にベッド上で座ったり寝たりして、邪魔にならない高さか確認しておくのが大切です。

バックドアダンパーの干渉を見落とす

軽バンの天井収納で見落としやすいのが、バックドアダンパーとの干渉です。 後方ギリギリまでラックを作ると、バックドアを閉めるときにダンパーがパイプやジョイントに当たることがあります。

天井収納を作るときは、必ずバックドアを実際に開け閉めしながら確認します。 ドアが開いている状態だけで判断すると、閉めたときに干渉する場合があります。

固定方法を軽く見てしまう

停車中に問題なく見えても、走行中は振動が加わります。 パイプやジョイントにガタつきがあると、段差やカーブで音が出たり、少しずつズレたりします。

完成後は一度走ってみて、音・ズレ・緩みがないか確認するのがおすすめです。 気になる音が出る場合は、固定位置や荷物の押さえ方を見直します。

荷物が落ちることがある

走行中は振動で荷物が少しずつ動き、最終的に「ポン」と落ちてくることがあります。 ぎゅうぎゅうに詰めていても安心はできません。

寝袋や衣類のような柔らかい荷物は、走っているうちに形が変わり、少しずつ手前へ出てくることがあります。 ダイソー網やフック付きゴム紐を使って、軽く押さえる仕組みを作っておくと安心です。

よく使う物まで上に載せてしまう

天井収納は便利ですが、頻繁に使う小物まで上に入れると、出し入れが面倒になります。 よく使う物は手の届きやすい場所に置き、天井収納は使用頻度の低い軽量物に絞ると使いやすくなります。

「軽い物は上、重い物は下、よく使う物は手元」という分け方にすると、軽バンの車内はかなり整理しやすくなります。

軽バンの天井収納DIYが向いている人

イレクターで作る天井収納は、すべての軽バン車中泊に必須の装備ではありません。 荷物が少ない人や、ベッド下収納だけで十分に整理できている人なら、無理に作らなくても大丈夫です。

一方で、釣り道具や車中泊道具が増えてくると、床やベッド上だけでは荷物の置き場が足りなくなります。 その場合、天井側に軽い荷物の逃がし場所を作ると、車内の使い勝手がかなり変わります。

  • 釣り道具やキャンプ道具が多い人
  • 寝袋や防寒着など、軽くてかさばる物が多い人
  • ベッドキット周辺を広く使いたい人
  • 市販品より自分の車に合わせて作りたい人
  • 車内の収納場所を、上・下・手元で分けたい人

逆に、重い荷物を上に載せたい人や、DIYの手間をかけたくない人にはあまり向きません。 重い物はベッド下へ、よく使う物は手の届く場所へ、軽くてかさばる物だけを天井へ逃がす。 この使い分けができる人には、イレクター天井収納はかなり相性が良いです。

よくある質問

軽バンの天井収納は車検に通るのでしょうか?

固定方法や構造によって判断が変わるため、一律では断言できません。 不安がある場合は、車検を依頼する整備工場に事前確認しておくと安心です。

イレクターの天井収納に重い荷物を載せても大丈夫ですか?

重い荷物を載せる用途には向きません。 寝袋、防寒着、シェード、小物類など、軽くてかさばる物を載せる使い方がおすすめです。

サービスホールに固定しても大丈夫ですか?

私の車ではサービスホールを使って固定していますが、車種や年式によって位置・形状・強度は変わります。 そのため、同じ方法をそのまま真似するのではなく、必ず現車で確認してください。 不安がある場合は、無理に天井へ固定せず、専門店や整備工場に相談した方が安全です。

DIY初心者でも作れますか?

寸法取りと仮組みを丁寧に行えば、DIY初心者でも十分作れます。 最初から複雑にせず、シンプルな形で作ってから使いながら調整すると進めやすいです。

天井収納はどれくらいの重さまで載せられますか?

正確な耐荷重は、固定方法・使うパーツ・車体側の状態によって変わるため、この記事では断言できません。 私の場合は、重い物ではなく、寝袋や防寒着のような軽い物を載せる前提で使っています。

バックドアのダンパーには注意が必要ですか?

必要です。 軽バンのバックドアダンパーは、ドアを閉めるときに車内側へ入り込むため、天井収納を後方に寄せすぎると干渉することがあります。 必ずバックドアを開け閉めしながら確認してください。

まとめ

軽バンの天井収納は、床やベッド上に置いていた軽い荷物を上に逃がせるため、車中泊の使い勝手を大きく改善できます。

今回のようにイレクターパイプとダイソー網を組み合わせれば、車内寸法に合わせて作りやすく、あとから調整もしやすい天井収納になります。

ただし、天井収納は重い物を載せる場所ではありません。 寝袋、防寒着、シェード類など、軽くてかさばる物を置くための収納と考えると失敗しにくいです。

特に大事なのは、取り付け前の確認です。 サービスホールの位置、天井との距離、ベッドキットとの関係、バックドアダンパーとの干渉を見てから仮組みすると、取り付け後のやり直しを減らせます。

ベッド下収納だけで足りないと感じているなら、天井側の空間まで含めて考えると、 軽バンの車中泊空間はかなり使いやすくなります。

この記事のポイント

  • 軽バンの天井収納は、寝袋・防寒着・シェード類など「軽くてかさばる物」を上に逃がすための収納です。
  • イレクターパイプとダイソー網を組み合わせると、車内寸法に合わせた天井収納を作りやすくなります。
  • 重い物は天井に載せず、ベッド下に置くと車内の重心が安定します。
  • サービスホール固定は車種や年式で条件が変わるため、必ず現車で位置と強度を確認します。
  • バックドアダンパー干渉は見落としやすいので、必ず開閉しながら取り付け位置を確認します。
  • 完成後は一度走って、荷物のズレ・落下・ガタつきを確認してから本運用するのがおすすめです。

※本記事は実際の車中泊・釣りでの使用体験をもとに作成しています。構成の整理や文章の分かりやすさ向上のため、一部AIを活用しています。
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