DJI Osmo Action 5 Proを選んだ理由|D7000の暗所撮影から5分プリ録画へ

DJI Osmo Action 5 Proの5分プリ録画を表したアイキャッチ 車中泊

大内宿の薄暗い室内展示で、Nikon D7000を構えました。

18-200mmのレンズを18mmまで広げれば、画角は足ります。しかし、日の光がほとんど入らない室内では、シャッター速度が1/3秒まで落ちる場面もありました。三脚を使わず、観光しながら手持ちで気軽に撮るには厳しい条件です。

日中の屋外では、D7000に大きな不満はありません。今でもきれいに撮れます。ところが、薄暗い建物へ入った途端に、撮影のハードルが上がる。その日から、明るい広角レンズを足すか、別の小さなカメラを持つかを考え始めました。

大内宿の日中をNikon D7000で撮影した写真
大内宿の日中。Nikon D7000/50mm/F4.8/1/800秒/ISO100。明るい屋外では、D7000に不満はありませんでした。

そこで最初に目に留まったのが、Insta360 Ace Pro 2のストリート撮影グリップセットです。アクションカメラというより、小さなコンデジのように見えました。

8Kアクションカメラ ライカと共同開発 デュアルAIチップ 優れた暗所性能
Insta360 Ace Pro 2 ストリート撮影キット
Leica共同開発| 1/1.3型センサー| Dual AIチップ| 暗所撮影強化| ストリート撮影グリップ Pro付属

Ace Pro 2を調べる途中で、プロアングラーの村岡昌憲さんが絶賛していた「プリ録画」に気付きました。録画ボタンを押す前の映像まで残せる機能です。魚が掛かってからカメラへ手を伸ばしても、アタリが出た瞬間までさかのぼれます。

これなら、何も起きていない時間をずっと録画しておく必要がありません。無音の時間や、カメラを回したまま放置している映像を減らせます。

旅行でも同じです。「おっ、ここいいやん」と思ったときや、連れとのトークが盛り上がったあとに録画ボタンを押して、10分もさかのぼれたら一番面白かった場面を逃しません。実際にAction 5 Proで設定できるのは最大5分ですが、この考えから、プリ録画時間を比べるようになりました。

最終的に購入したのは、DJI Osmo Action 5 Pro アドベンチャーコンボです。

この記事では、大内宿でD7000を使ったところから、Ace Pro 2、Action 4、Action 6、GoProを比べ、なぜ最新のAction 6ではなくAction 5 Proを選んだのかを、実際に考えた順番でまとめます。

この記事は2026年8月7日に内容を更新しました。

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日中のD7000は十分使える。それでも室内では別のカメラが欲しくなった

私が旅行で使ってきた一眼レフは、Nikon D7000です。18-200mmを付けておけば、日中の風景から少し離れた被写体まで1本で撮れます。大内宿の屋外写真を見ても、まだ十分使えます。

Nikon AF-S DX VR Zoom-NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G IF-ED II
Nikon
AF-S DX VR Zoom-NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G IF-ED II
Nikon D7000
2010年10月29日に発売。当時の価格は18-200 VR II レンズキットで23万円前後。カメラ有効画素数約16.2メガピクセル、ニコンDXフォーマットCMOSセンサーを採用

困ったのは、薄暗い室内でした。撮影データを並べると、屋外との違いがはっきりします。

撮影場面 焦点距離 絞り シャッター速度 ISO
日中の屋外 18mm F8 1/250秒 100
室内 18mm F3.5 1/50秒 100
さらに暗い室内 18mm F4 1/3秒 100

18mmなので、室内の画角は足りています。問題はシャッター速度でした。1/50秒なら構え方次第で撮れても、1/3秒では手持ちでブレを止められません。観光しながら撮るなら、1/60秒は確保したいところです。

大内宿の薄暗い室内をNikon D7000で撮影した写真
薄暗い室内。Nikon D7000/18mm/F4/1/3秒/ISO100。画角ではなく、手持ちで止めることが難しい場面でした。

ISOを上げれば、シャッター速度は速くできます。シャッター優先にして、1/60秒を下限にする方法もあります。

ただ、F4・1/3秒・ISO100だった場所をF2.8・1/60秒で撮ろうとすると、ISO400ではまだ足りず、ISO1000前後まで上げる必要があります。F1.8・ISO400なら、やっと1/60秒に届く計算です。

手持ちには50mm F1.8があります。光量は稼げますが、D7000では約75mm相当になるため、室内全体を撮るには狭すぎます。F1.8開放ではピントの合う奥行きも浅くなるので、展示物を一つ撮るには良くても、部屋や複数の展示をまとめて残すには使いづらいレンズです。

ニコン カメラレンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G NIKKOR
Nikon
単焦点レンズAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

私が撮りたいのは、18mm前後の広角で、F1.8まで開けずにF2.8あたりで被写界深度を残し、1/60秒、ISO100〜400程度に収めることです。しかし、この室内の暗さでは、その条件に収まりませんでした。

そもそも、人が行き来する観光施設の室内で三脚を広げるのは無しでしょう。禁止されているかどうか以前に、通行の邪魔になります。手持ちで、立ち止まってさっと撮れることが前提です。

明るい広角レンズを足すか、新しい小型カメラを増やすか

D7000用の広角ズームを探すと、問題は「明るさ」でした。F値が小さくなるほど高額になり、F2.8通しになるとさらに上がります。候補を見ていると、今回考えていたアクションカメラを付属品までそろえても、おつりが来る価格でした。

室内写真だけを考えれば、明るい広角レンズを足すのが一番素直です。しかし、旅行の荷物とレンズ交換は増えます。海上や雨の中では出しにくいままですし、歩きながら動画を撮るなら手ブレ対策も別に必要です。

D7000は、明るい屋外や望遠を使い、構えて写真を撮るときに使う。薄暗い室内や、歩きながら写真と動画を切り替えたい場面は、広角・手ブレ補正・本体防水の小さなカメラに任せる。この分け方を考え始めました。

最初に調べたのは、コンデジのように見えたInsta360 Ace Pro 2

最初に本気で調べ始めたのは、Insta360 Ace Pro 2でした。

フリップ式モニターがあり、暗所用のPureVideoも備えています。ストリート撮影グリップを付けた姿は、普通のカメラのように握って撮れる小さなコンデジに見えました。

D7000を持ち出すほどではない旅行では、Ace Pro 2で写真を撮り、そのまま動画にも切り替える。そんな使い方ができるのではないかと考えました。

この段階では、Ace Pro 2だけを見ていました。

比較動画でAction 6を知り、プロアングラーが絶賛する「プリ録画」が気になった

Ace Pro 2の比較動画を見ると、DJI Osmo Action 6が必ずといってよいほど引き合いに出てきます。そしてAction 6を調べると、今度は一世代前のAction 5 Proとの比較が出てきます。

その中で気になったのが、プロアングラーのマサッチこと村岡昌憲さんです。ルアーメーカーBlueBlueの代表でもある村岡さんは、「釣り人のアクションカメラはこれで決まり」という動画で、「プリ録画がなければ話にならない」と話していました。

トーク配信では、使いたい話がいつ出てくるか分かりません。以前はカメラを回しっぱなしにしていたそうですが、プリ録画なら「ここは使える」と思ったときにボタンを押せば、その前から残せる。その話を聞いて、釣りだけでなく旅行にも使える機能だと気付きました。

プリ録画とは簡単にいうと、カメラが指定した時間分だけループ撮影を続け、録画ボタンを押したときに直前の映像も一緒に保存する機能です。20秒に設定しておくと、録画ボタンを押した瞬間、カウンターは0秒ではなく20秒から始まります。

「こんなこともあろうかと、すでに録画を始めていました。てへ」

そんな感じです。

これが釣りと相性が良い。なかなか釣れないので、諦めてカメラを止めたときに限ってヒットします。慌ててカメラのスイッチを入れても、肝心のヒットシーンは残らず、いつも取り込みばかりになります。

「せめて30秒前に掛かると分かれば……」と思っても、魚は教えてくれません。そこでプリ録画を30秒にしておけば、ヒットしてから慌てずにボタンを押しても、30秒前までさかのぼってヒットシーンから残せます。

旅行でも同じです。「おっ、ここいいやん」と思った景色や、連れとのトークが盛り上がったあとからでも、少し前へ戻れます。10分も戻れたら理想ですが、Action 5 Proの最大5分でも、何も起きていない時間を延々と撮るより使いやすそうです。

ただし、プリ録画中はカメラの中で常に録画処理が続いています。そのため、録画ボタンを押していない間も、連続撮影しているのと同じように電池は減ります。これが結構ネックです。

XTU MAX2にもプリ録画はあったが、実用にはならなかった

この電池のネックは、以前使ったXTU MAX2ですでに経験していました。XTU MAX2にもプリ録画は付いています。

ただし、さかのぼれるのは最大1分。しかも、バッテリーは約30分で切れました。プリ録画機能を知ってはいましたが、釣りで待ち受ける用途には使えない代物だと感じ、使わなくなりました。

その経験があったため、最初は「プリ録画は電池を食うから使わない」と流していました。

ところが、Action 5 Proは交換式バッテリーで、DJIの公称動作時間は最大4時間です。もちろん、この4時間は1080p/24fps、画面オフなどの試験条件による数字で、4K撮影やプリ録画中に、そのまま4時間使えるというわけではないんですけどね。

それでも、約30分で電池が切れたXTU MAX2とは、運用の前提が違います。「今度のプリ録画なら、釣りでも使えるかもしれない」と考えるようになりました。

DJI カメラ DJI Osmo Action 6 アドベンチャーコンボ
DJI Osmo Action 6
アドベンチャーコンボはバッテリーが1つ多く、長時間撮影やさまざまな角度での撮影に対応できる

ここでカメラ選びの条件が変わった

旅行用の小さなカメラとして探し始めましたが、プリ録画を知ったあと、重視する条件は次のように変わりました。

条件 実際に必要な理由
長めのプリ録画 魚への対応を優先し、落ち着いてから録画ボタンを押したい
交換式バッテリー 海上ではUSB端子を開けたまま外部給電したくない
複数バッテリー 使用中・予備・充電中で回したい
本体防水 カヤックやゴムボートで、しぶきや雨を気にせず使いたい
手ブレ・水平補正 ネックマウントや胸元では、体の揺れと傾きが出やすい
4K30fps以上 手持ちのX2やC110 Plusと編集時の設定を合わせやすい
音声は別録り可能 声を重視する場面ではZoom F2も使える

最高解像度を競うための条件ではありません。

海で使えること。撮り逃しを減らせること。そして、撮影のために釣りを止めなくてよいこと。この3点が中心になりました。

Action 4・5 Pro・6、Ace Pro 2、GoProを実用目線で比較

私が実際に迷った中心は、Ace Pro 2とDJI Osmo Action 4・5 Pro・6です。

GoProは今回、最後まで迷った購入候補ではありません。ただ、私のアクションカメラ歴はGoPro HERO5から始まりました。アクションカメラの代表として、後発のDJIやInsta360がどこを変えてきたのかを知る基準にしました。

比較するときに見たのは、主にプリ録画とバッテリー運用です。

機種 4K30fpsでのプリ録画 公称バッテリー時間の目安 私の用途で見たポイント
DJI Osmo Action 4 最大60秒 160分(1080p24) 画質は十分。ただし釣りでは60秒が少し短い
DJI Osmo Action 5 Pro 最大5分 240分(1080p24) 5分プリ録画と3個運用のバランスが合った
DJI Osmo Action 6 最大5分 240分(1080p24) 可変絞りと正方形センサーは魅力だが、私の用途には差額ほど刺さらなかった
Insta360 Ace Pro 2 最大90秒(4K30) 約150分(4K30・耐久モード) 旅行・暗所・自撮りは魅力。プリ録画の長さでは5 Proが上
GoPro HERO13 Black 最大30秒(HindSight) 4K30で1.5時間超 代表機として比較。今回は購入候補というより基準機

※メーカーごとに試験条件が異なるため、公称時間だけで電池持ちを直接比較する表ではありません。Ace Pro 2のプリ録画は最大120秒ですが、120秒に対応するのは1440p以下です。私が使う4K30fpsでは最大90秒です。

Action 4でも十分だったが、60秒と5分の差は大きかった

普段使う解像度は4K30fpsが中心です。画質や基本性能だけなら、Action 4でも十分だと思いました。

それでも5 Proを選んだのは、プリ録画が最大60秒から最大5分へ伸びるからです。

魚が掛かった直後は、ラインや竿、ボートの向きなど、先に対応することがあります。60秒でも助かりますが、5分あれば録画ボタンを押すために慌てなくて済みます。

スペック表では「4分の差」ですが、釣りでは「先に魚へ集中できる余裕」の差に見えました。

Ace Pro 2にもプリ録画はある。それでも5 Proに傾いた

Ace Pro 2にもプリ録画があります。最大では120秒ですが、4K30fpsでは最大90秒です。

フリップ式モニターやPureVideo、コンデジのように持てるグリップは、最初に引かれた部分でした。旅カメラやVlog用として見ると、今でも魅力があります。

しかし、ミニボート釣りで使うことを考えると、自撮り用のフリップ画面や暗所動画モードは、それほど必要ではありません。音をしっかり残したい場面ではZoom F2で別撮りするため、Ace Pro 2に標準装備されているウインドガードも決め手にはなりませんでした。

DJI Mic 2は、Action 5 ProとAction 6へレシーバーなしで最大2台のトランスミッターを直接接続できます。ただし、32bitフロートは送信機側の内部録音です。32bitフロートの音声を使うなら、あとで動画と同期する必要があるため、私がZoom F2で別撮りするのと基本的には変わりません。すでにF2を持っている私には、ここも大きな決め手にはなりませんでした。

4K30fpsで90秒のAce Pro 2と、最大5分のAction 5 Pro。フリップ画面や暗所動画より、プリ録画時間と海上でのバッテリー交換を優先すると、私には5 Proのほうが合っていました。

Action 6の進化点は、1万円以上の価格差を払う理由にならなかった

Action 6とは最後まで迷いました。

Action 6はF2.0~F4.0の可変絞り、1/1.1インチの正方形センサー、横にも縦にも切り出しやすい4Kカスタムモードなど、5 Proから進化しています。

可変絞りと聞くと、一眼レフのような背景ボケも期待したくなります。しかし、私が欲しい使い方では、そのためだけにAction 6を選ぶほどの違いには見えませんでした。正方形で撮って縦動画を切り出せる点も、SNSを主な発信先にしていない私には強く刺さりません。短い縦動画を出すなら、スマートフォンで十分だとも感じます。

プリ録画はAction 6も5 Proも最大5分。バッテリーの公称最大時間も同じ4時間です。

購入時にはAction 6のほうが1万円以上高く、進化した部分より価格差のほうが大きく見えました。新しい6が悪いのではなく、私が使う機能だけを見ると5 Proで足りた、という判断です。

GoProはHERO5から始まった自分の基準

私が最初に使った本格的なアクションカメラはGoPro HERO5でした。そのため、GoProは今でも「アクションカメラとはこういうもの」という基準です。

一番の懸念は、HERO5の頃から気になっていた熱停止です。HERO13 Blackにも、高温になると録画を停止してファイルを保存し、その後に電源が切れる保護動作があります。もちろん使う設定や気温、風の有無で変わりますが、プリ録画で待機させる釣り方を考えると、私の中では「熱の心配を克服した」とまでは判断できませんでした。

もう一つが外部マイクです。HERO5で3.5mm外部マイクを使うには、箱のような「Pro 3.5mmマイクアダプター」が必要でした。HERO13 BlackはBluetoothマイクにも対応していますが、一般的な3.5mm外部マイクをつなぐ場合は、現在もメディアモッドかPro 3.5mmマイクアダプターが必要です。

比較対象にしたHERO13 BlackのHindSightは最大30秒です。高解像度や交換レンズなど、GoProらしい強みはありますが、長いプリ録画、熱への不安、外部マイクの取り回しを合わせると、今回は購入候補になりませんでした。

HERO5から始まったアクションカメラが、後発メーカーによってどう変わったのかを見る基準として、比較表へ入れています。

アドベンチャーコンボを選んだ理由は、3本のバッテリー

購入したのは、DJI Osmo Action 5 Proのアドベンチャーコンボです。

スタンダードコンボではなく、アドベンチャーコンボを選んだ一番の理由は、バッテリーが合計3本付いていることでした。

プリ録画中は、録画ボタンを押していなくてもカメラの中では録画処理が続きます。通常の待機より電池を使うため、釣りで長時間使うなら予備バッテリーは必要です。

カヤックやゴムボートの上では、USB-C端子のカバーを開けたままモバイルバッテリーから給電したくありません。しぶきや雨が掛かる可能性があるからです。

電池が減ったら、濡れていないことを確認してバッテリーを交換する。これなら、撮影中はUSB-C端子もバッテリー室も閉じた状態を保てます。

付属する多機能バッテリーケース2には、3本のバッテリーをまとめて収納して充電できます。使用中・予備・充電済みを一つのケースで管理できるため、釣行前の準備もしやすくなります。

1.5m延長ロッドも付属しますが、私にとってはおまけに近い存在でした。自撮り棒や三脚は、バックパックマウントとしても使えるUlanzi MT55 SnapGoを別に選んでいます。

アドベンチャーコンボを選んだ中心は、長い自撮り棒ではありません。プリ録画を使いながら、海上で外部給電せずに3本のバッテリーを交換して回せることでした。

DJI Osmo Action 5 Pro アドベンチャーコンボ
DJI Osmo Action 5 Pro
アドベンチャーコンボ 4K60でも発熱することなく順調なさ撮影を実現

一眼レフのようにCPLを使えるのでは、と欲張った

D7000用とXTU MAX2用のCPLは、以前から持っていました。

D7000用は、フィルターの枠を回し、ファインダーを見ながら反射の消え方を調整するタイプです。一方、XTU MAX2用は「CPL」と書かれていましたが、回して調整する機構がありませんでした。

そのため、最近のアクションカメラ用CPLは、取り付けるだけでよいのだと勘違いしていました。

Action 5 Proでも、一眼レフのように海面のギラつきを抑えられるのではないか。景色では空や緑をくっきり見せられるのではないか。少し欲張って、CPL・VND・UVが入ったフィルターセットを購入しようと考えました。

実は勘違いしていまして、サーキュラーPLの「サーキュラー」は、効果を自動調整するという意味ではありませんでした。CPLは、光や被写体の向きにリングを回して角度を調整し、反射の消え方を見ながら使います。効果も撮影方向によって変わるので、ほったらかしでは使えないのです。

購入を考えたAction 5 Pro用フィルターが、実際の釣りでどこまで使いやすいかはまだ分かりません。付けっぱなしでよいと決めず、海面と景色で試してから別の記事にまとめます。

日光で初めて使い、バッテリーは実際にどこまで持ったか

購入後、日光でAction 5 Proを初めて使いました。

設定は4K30fps、高ビットレートです。動画の合計撮影時間は2時間50分。その間に、9MP(4000×2256)の写真を68枚撮りました。

この使い方で消費したバッテリーは約1.5個分です。

DJIが案内する最大4時間は、1080p24fps、画面オフなどの試験条件です。4K30fps・高ビットレートで使って同じ時間撮れるわけではありません。

それでも、動画2時間50分と写真68枚を撮って、バッテリーの消費は約1.5個分でした。アドベンチャーコンボにはバッテリーが3個付いているので、私の旅行用途なら十分余裕があります。

日光でDJI Osmo Action 5 Proを使って撮影した昼間の写真
Action 5 Proで撮影した日光の風景。F2.8/1/3200秒/ISO574。写真専用機としてではなく、動画の合間に残した一枚です。

日光で感じた不満は、設定を知ると解消できた

日光で初めて使ったときには、Action 5 Proにいくつか不満も感じました。

一つは、写真と動画を切り替えるのが面倒だったこと。もう一つは、Ulanzi MT55 SnapGoを自撮り棒として伸ばすと、カメラ本体のシャッターボタンまで手が届かなくなることです。

Bluetoothリモコンが必要なのかと思いましたが、帰宅後に設定を調べると、どちらも本体だけで解消できました。

写真と動画は、QSボタンですぐ切り替えられた

Action 5 Proのクイックスイッチ(QS)ボタンには、呼び出したい撮影モードを設定できます。

そこで、普段使う「動画」と「写真」だけを割り当てました。QSボタンを押せば、動画と写真をすぐに切り替えられます。

日光では画面を操作して切り替えていたため面倒に感じましたが、設定を知らなかっただけでした。

自撮り写真にはセルフタイマーがあった

MT55を短く持てば、普通のカメラグリップのように使えます。ところが、自撮り棒として伸ばすと、当然ながら本体のシャッターボタンには手が届きません。

日光では腕を伸ばした状態でシャッターを押し、それから慌てて自撮り棒を遠ざけていました。

後から確認すると、写真モードにはセルフタイマーがありました。先にシャッターを押し、タイマーが動いている間にMT55を伸ばせばよかったのです。

動画の場合は、録画を開始してから自撮り棒を伸ばし、最初の不要な部分を編集でカットすれば済みます。

Bluetoothリモコンも便利ですが、旅行のたびに接続して持ち歩くほどではありません。写真はセルフタイマー、動画は先に録画。この使い方なら、本体とMT55だけで足りました。

MT55のロックも、使っているうちに入るようになった

もう一つ気になったのが、MT55を縮めたときに奥まで入らず、ロックが掛からなかったことです。

不具合かと思いましたが、何度か伸縮させているうちに、奥まで入ってロックできるようになりました。今後も様子は見ますが、現時点では普通に使えています。

日光で感じた不満は、Action 5 Proの性能不足というより、設定と使い方をまだ知らなかったことが原因でした。

Ulanzi MT55 SnapGo ミニ三脚 卓上三脚 自撮り棒 バックパック対応
Ulanzi MT55 SnapGo
360度回転ボールヘッド 軽量123g バックパックストラップマウント付き POV Vlog 卓上動画撮影用

胸元装着では、水平補正だけでなくカメラの向きも大切

釣りでは、両手を空けておく必要があります。MT55を手に持つのではなく、Action 5 Proをネックマウントへ取り付けて使う予定です。

以前、SJCAM C110 Plusを胸元へ付けたときは、ライフジャケットの厚みでカメラが上を向き、思っていたより空ばかり映ってしまいました。

この問題は、水平補正だけでは直りません。水平補正は体が左右へ傾いたときには役立ちますが、上を向いたカメラを下へ向けてくれる機能ではないからです。

まずはネックマウントの角度を調整し、竿を持った手元や海面が入る方向へカメラを向ける。そのうえで水平補正を使い、ボート上で体が傾いたときの映像を安定させます。

補正に任せきるのではなく、最初にカメラを正しい方向へ向けておくことが大切です。

ただし、Action 5 Proをネックマウントへ付けた状態では、まだ実際に釣りをしていません。重さや揺れ、画角、水平補正がどこまで使えるかは、実釣してから別の記事でまとめます。

アクションカメラ用首掛け シリコーン ロック式
Ulanzi ネックレスマウント
金属製のアルミサポートを内蔵し、どんな形にも自由に曲げられる柔軟性と堅牢性を兼ね備え、繰り返しの開閉操作に耐えられる構造

Action 5 Proは動画中心。暗い場所の写真まで1台で済ませない

Action 5 Proを選ぶときには、動画だけでなく、旅行中の写真もこれ1台で済ませられないかと考えていました。

実際に日光で撮ってみると、明るい屋外の写真は十分きれいでした。超広角なので景色を広く残せますし、9MPでもブログや旅行の記録に使うには困りません。

室内ではF2.8、1/100秒、ISO685で撮影されていました。暗い場所でもシャッター速度が確保され、D7000で失敗したような手ブレは起こりにくくなっています。

ただし、さらに暗くなるとどうなのか。自宅の照明を消し、モニターの光だけでプラモデルを撮って比べてみました。

モニターの光だけでプラモデルを撮影した室内環境
室内照明は消し、光源はモニターだけ。時計の下にあるプラモデルを撮影しました。

Action 5 Proでは、F2.8、1/6秒、ISO12800まで上がりました。何が写っているかは分かりますが、ノイズが増え、細かい部分も潰れています。

Action 5 Proでモニター光だけのプラモデルを撮影
DJI Osmo Action 5 Pro/F2.8/1/6秒/ISO12800。

同じ場所をiPhone 13 Pro Maxで撮ると、F1.5、1/9秒、ISO1600でした。スマートフォン側の補正もあり、Action 5 Proより明るく、細かい部分も残っています。

iPhone 13 Pro Maxでモニター光だけのプラモデルを撮影
Apple iPhone 13 Pro Max/F1.5/1/9秒/ISO1600。

Action 5 Proがあれば、D7000を毎回持ち出さなくてもよくなりそうです。しかし、すべての写真を1台で済ませられるカメラではありませんでした。

動画と明るい場所の記録写真はAction 5 Pro。暗い室内や夜景の写真はiPhone。レンズを選び、写真そのものを楽しみたいときはD7000。この使い分けが、今のところ一番無理がありません。

まとめ|私にはAction 5 Proがちょうどよかった

旅行で写真と動画を手軽に残せるカメラを探し始めたとき、最初に気になったのはInsta360 Ace Pro 2でした。

しかし、調べていくうちに、私が一番必要としていたのはフリップ式モニターや暗所動画ではなく、釣りで撮り逃しを減らすプリ録画だと気づきました。

Action 5 Proなら、4K30fpsでも最大5分のプリ録画が使えます。魚が掛かっても、すぐに録画ボタンへ手を伸ばさず、先に竿やボートへ対応できます。

アドベンチャーコンボを選べばバッテリーは3本。海上でUSB給電をせず、電池を交換しながら使えることも、私の釣り方に合っていました。

実際に日光で使うと、4K30fps・高ビットレートで動画を2時間50分、写真を68枚撮っても、バッテリーの消費は約1.5個分でした。旅行で使う分には十分です。

昼間の記録写真もきれいに残せました。一方、暗い室内や夜の写真はiPhoneのほうが得意です。Action 5 Proだけですべてを済ませようとせず、動画と昼間の写真はAction 5 Pro、暗所写真はiPhoneと使い分けることにしました。

YouTubeにも動画を載せていますが、目的はカヤックフィッシングの仲間探しと、自分の記録です。 そのため、1台ですべてをこなすことよりも、遊びを止めずに必要な場面を残せるカメラ選びを優先しました。

私がカメラで残している遊び方については、釣り車中泊の始め方と楽しみ方でまとめています。

Action 6の新機能やAce Pro 2のフリップ式モニターより、5分のプリ録画、3本のバッテリー、本体防水を優先した結果、Action 5 Proが私にはちょうどよい選択でした。

まだ、ネックマウントを使った実釣や、海面でのCPLの効果は試していません。実際に釣りで使って分かったことは、今後あらためて別の記事にまとめます。

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